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2013.01.30
野口和恵さん、大場しなのさん来所
以前ブログでもご紹介させて頂いたことのある野口和恵さんが日本に帰国しました。
和恵さんはマリガヤハウスでジョセフくんの日本語教師としてご指導くださっていました。
ジョセフくんはJustgivingを通じて、日本語検定を受けるチャレンジをしながら死後認知裁判でたたかっていたJFCの青年です。
弁護士さんに受任して頂くケースが2007年に比べると倍増し今や100件。東京事務所は翻訳の仕事が非常に多くなり、ボランティアさんにもお手伝い頂いています。
和恵さんは4月から地元のNPOでアルバイトをすることになっているそうですが、3月までお手伝いに来てくださるそうです。
和恵さんの本業はライター。JFCの子どもたちのことについて書いた本を出版してくれるように頑張ってくださっています。実現することを願っています。
フィリピンに滞在していたときにかかわっていたBahay Tuluyanというストリートチルドレンの施設でのご経験をブログにつづっていますので見てくださいね。http://child-to-child.com
和恵さん、ありがとう♪ これからもよろしくお願いします♪
(伊藤里枝子)
1月30日(水)、アイセックの大場しなのさんとグエンウォックヒさんが来所しました。
アイセック一橋大学委員会では「高校生と考えるJFC問題」をテーマに、国内の高校生にJFC問題について考えてもらう機会をもとうと計画しているそうです。その授業の中でJFC問題について私が話をすることになるようで、それについての打ち合わせに来られました。
国内の高校で国際関係などに関心のある高校にあたっているようですが、授業のスケジュールができてしまっている中、こうしたプログラムを入れてもらうのは難しいと言ってました。でも、来年度のスケジュールに盛り込んでもらえるよう交渉していけば、国際教育や人権教育などに関心のある高校は多いでしょうし、実現も夢ではないと思います。頑張ってくださいね。
企画は素晴らしいものでしたが、少々つめこみ過ぎのようでしたので、初めてJFCのことを聞く高校生とこの問題について考えるためには、JFC問題の中でもテーマを絞って、「僕たち、私たちがどうしてJFCのことを考えないといけないの?」
「JFCの子どもたちの問題は、僕たち、私たちとこんなふうに関係しているんだ」
という点に答えられるような内容にできたら、高校生たちもより自分の問題として考えられるのではないかと思いました。
東南アジア・南米開発送り出しプロジェクト1年のグェンウォックヒさんのご両親はベトナム人で小学生の頃はベトナム人であることが嫌で「なんで日本人でないのだろう」と悩んだこともあったそうです。
そんなグエンさんも高校、大学と進む中で、ベトナム人としてのアイデンティティを形成し、今ではベトナム人である自分を誇りに思っているそうです。
そんな話をしながら、「JFCとアイデンティティ」のようなテーマに絞るのがいいのかなあという話になりました。また企画を整理してみるそうです。
しなのさんは東京事務所でもマリガヤハウスでもボランティア&インターンとしてお手伝いくださいました。とても前向きでしっかりもののしなのさん、期待しています。いつもありがとう♪(伊藤里枝子)