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2014.08.28
JFCネットワーク設立20周年記念イベント――JFCとしての私の人生―
JFCネットワークは1994年5月1日に設立してから、今年の2014年で20周年を迎えました。
設立当初、まだ幼かったJFCの子どもたちは、20歳の成人を迎えています。
ここ数年は、JFC自身から、「日本人の父親を探してほしい」「日本人の父親に会いたい」といった相談が増えています。
そんなJFCたちは自分を知るため、自分がこの世に生まれてきた理由をそして意味を知るため、自分の生の理由である父親を知りたい、と願っています。
こうしたJFCたちの想いを聞いていると、母親を通してしか聞くことのできなかった子どもたちの声に耳を傾けることの大切さを感じています。
そして、JFCたちの想いを言葉にして欲しくて、エッセイコンテスト――JFCとしての私の人生――を行いました。
フィリピンと日本に暮らすJFC31名から応募を頂きました。
どのエッセイも素晴らしく、一人ひとりのさまざまな経験と想いが詰まっていました。
8月8日に審査会を予定しています。
さて、JFCネットワークは20周年を記念して、以下のイベントを開催します。
これまであまり聞こえてこなかったJFCたちの声を聞いてもらう機会にしたいと思っています。
たくさんの方々のご参加を期待しています。
昼食と資料の準備の都合上、参加希望の方は、ご一報頂けますと幸いです。
◆記念会開催予定:2014年10月13日(月)(祝日)10時~
◆場所:新宿NPO協同推進センター5F 501号室
【プログラム】
<第1部>10-12時
①理事長挨拶
②JFCネットワークのこれまで
②ドキュメンタリー上映会(1時間)
※太田直子さんより一言
③エッセイコンテスト入賞者および入賞作品発表
ランチタイム12時~13時
<第2部>13時~16時
①JFCユースたちのパネルディスカッション。13:00-15:00
◆ディスカッションテーマ:
JFCとしての私の人生――JFCとしてのアイデンティティとは?――
*パネラーの紹介*
Kenji YUTANI(23)-フィリピン生まれのフィリピン育ちのJFC。20歳になって来日。日本国籍喪失したためフィリピン国籍。
千野エリカ(24)-フィリピン生まれのフィリピン育ちのJFC。20歳になって来日。二重国籍。
高橋一夫(20)ーフィリピン生まれ。小学校5年生の時に来日。二重国籍。
太田貴(21)ー日本生まれ日本育ち。二重国籍。
*JFCの中には父親を知らず、父親不在で育っている子どもたちが多く存在します。あなたにとって父親とはどんな存在ですか? 父親不在が与えた影響はなんですか? 父の国・日本と母の国・フィリピンはあなたにとってどんな存在ですか? あなたのアイデンティティは? それぞれのJFCの経験や想い、意見のシェアリングを行います。日本人として、フィリピン人として、JFCとして生きていくうえで、どんな葛藤や否定的な影響があったか。また克服していけたJのであれば、それをどう克服していったのか、について語って頂きます。