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2020.01.28
第6回フォトワークショップを行いました♪
先週の土曜日1月25日は5回目、最後の写真ワークショップがありました。
3人のJFCフォトグラファーと、オブザーバーとしてフィリピンのBatisでソーシャルワーカーをしていたローズさん、BatisメンバーのJFCも加わりにぎやかな回となりました。
フォトグラファーには、これまでに撮りためてきた写真のプリントアウトを見ながら、その写真にまつわるストーリーを語ってもらいました。
参加者の一人である、高校生のJFCは家族とのだんらんの写真や、教会の写真、学校の写真をたくさん撮っていました。
フィリピン生まれの彼は、お母さんがずっと日本で働いていたため、家族だんらんのときを過ごせるようになったのは、日本に来てからのことだそうです。
現在通っている教会では、アフリカ、中南米など、さまざまな国の出身者が多くいます。こうして多様な人種の人が集うグループに参加するのは初めてのことだと、話していました。
高校に入ったばかりのころは、言葉がわからず、友だちもなかなかつくることができませんでした。そんな生活を変えたいという思いから、写真部に入ったそうです。
体育祭などの学校行事では写真部員として撮影を担当し、撮影を通してクラスメイトとの距離が近くなっていきました。自分の役割を果たすことで、学校に居場所を見つけることができたとも話していました。
シャッターを押し、写真を撮るという行為自体は何のことはありませんが、こうしたJFCの語りを聞くと、一枚一枚の写真が心の中を写し出していることがわかり、
写真で表現することの意義に、あらためて気づかされました。
ワークショップのあとには、成人式を終えたJFCのお祝いを兼ねた打ち上げをおこないました。ワークショップを通じてJFC同士の親睦も深まったようです。
ワークショップ参加メンバーで撮影した写真は、4月発行予定の日本語版「Made in Japan」に掲載予定です。また5月には出版記念イベントをおこない、そこでは収録できなかった写真の発表もできたらと考えています。
どちらも楽しみにお待ちください♪
(報告者:野口和恵)